事務局長のつぶやき

事務局長はもっと勉強を

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◆今月10日福祉新聞社主催の講座「福祉法人の経営と管理」に出席しました。冒頭総論を担当された福祉法人経営学会会長の京極高宣先生から標題の言葉がありました。ギクッとしました。改正社会福祉法の施行により社会福祉法人改革は始まったばかり。法改正は「舞台装置の改革」、経営管理の「本番はこれから」と取り組むべき課題について縷々講義をいただきました。
◆長く福祉の世界では「経営」という言葉が使われることはありませんでした。ソーシャルワーカーは経営とは無縁、経営=金儲けと忌避する風土がありました。まずはその誤解を解くことから。福祉経営とは生産資源(人、物、金)を有効に活用してご利用者の満足をより高めること。その実現を図り社会福祉法人の存在意義を示すことと理解しました。
◆そのためには人材確保、地域貢献、地域包括ケアの推進、大規模災害への備え、医療との連携、本部機能の高度化に取り組まなければならないと数々の課題を提示されました。他の講師からは「財務規律の強化とその評価」として財務諸表を公開して終わりではなく組織統治に生かすこと「福祉施設の同一労働同一賃金」は業界の重大問題すぐに対応の検討をとの講義がありました。なるほどこれはぼーっとしていてはいけません。危機感をもって「もっと勉強を」ごもっともです。
◆6日には久方ぶりに結婚式に出席しました。わが法人の職場で結ばれた若いカップルの門出を祝いつつ、二人の暮らしの土台を盤石にするためにも頑張らねばと意を決した次第です。K君Mさん末永くお幸せに。