事務局長のつぶやき
コロナも豪雨も大変だ2020年07月14日
◆7月も半分過ぎましたがこんなに雨の日が続いた記憶はありません。全国的にも記録的な日照時間の短さが言われ、今まで経験したことのない豪雨に九州では大変な被害が生じています。球磨村の特養ホーム千寿園の惨状は福祉施設を運営するものとして他人ごとではありません。土地への補助がないことなどから福祉施設が災害のリスクのある場所に立地することも多いです。報道から学ぶことが少なくありません。
◆昨年の台風19号で平屋建ての棟が屋根まで浸水した特養ホーム「川越キングス・ガーデン」は120人の入居者全員が無事でした。災害に備え20人の職員が待機していたからと言われています。専門家によれば「入居者が30分で避難するには何人の職員が必要か」という試算をしなさいと。病院の計画例では5、6人の患者に対して1人の職員が必要とのこと。川越市の例はちょうどその人数で示唆に富みます。
◆千寿園でも避難計画があり定期的な訓練も実施されていました。当直した職員5人に近隣の方の応援で51人を救助しましたが14人が亡くなられました。私たちもこのことを踏まえて十分な配備がとれるようにしなければと考えています。
◆新型コロナウィルスも感染者が300人を超える日が続き、流行第2波が懸念されています。ここまで感染防止に努めてきましたがさらなる注意が必要になってきました。待たれる治療薬ですがスーパーコンピューター富岳で候補を探したところサナダムシの駆除薬が効く可能性があると。まだまだ正体不明のウィルスのような気がします。豪雨やウィルスの脅威に負けず皆さんの心身の健康が維持されますように。