事務局長のつぶやき

課題は人材の育成・確保

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◆今月16日令和4年版厚生労働白書が発表されました。今年のテーマは「社会保障を支える人材の確保」、現役世代が急減していく中で、医療・福祉サービスの提供の在り方、人材確保に関する今後の対応の方向について書かれています。今はどの産業においても人員不足に困っています。私たち業界の人材確保はどうなっていくのか不安がよぎります。
◆白書では40年に必要な医療・福祉の人材が1070万人と推計。必要数は全就業者数の2割近くになります。実際に確保できるのは974万人の見込みで96万人が不足します。これを最重要課題として医師業務の一部を看護師らに移管するタスクシフトや職種を越え仕事を分担するタスクシェア、情報技術の活用などが提起されています。
◆その昔、電話が急速に普及拡大し電話交換手が膨大に不足すると社会問題になりましたが、電話交換機の発明により事態は一気に解決したと聞いたことがあります。ITやロボットの活用でどこまでできるのかと不安は解消しませんが、高齢化の進行による介護サービスの不足を介護保険の制度化で乗り越えました。何とかなるのではと楽観しています。
◆史上最強級の台風14号により大雨警報、土砂災害警戒情報レベル4の発表があり、夜間打ち付ける風雨に恐怖を感じました。被害に遭われた地域も広範囲で早い復旧を願うばかりです。ハザードマップを眺めながら一息ついた週末でした。