よこはまリバーサイド泉のブログ

市内障害者施設ノーリフト実践報告会

7月25日、当施設で「市内障害者施設ノーリフト実践報告会」が開催されました。市内の旧療護系施設でのノーリフトの取り組みについて、情報を共有しともに学びあい、交流することで、すべての施設がよりよいケアを手に入れることを目的として企画されました。

 各施設さまざまな取り組み状況が報告される中、横浜らいずではすでに人力での移乗介護は行っていないとの報告があり、その先進性に皆が驚かされました。またリエゾン笠間からは、ノーリフトを導入する過程で、介護を受けているときの利用者さんから、つらそうな表情が消えて、快適な顔になっているという報告がありました。たっちほどがやからは、リビングでゆったり過ごす生活の中でのリフターの効果についてのお話もありました。

 利用者職員共に快適なケアを行うこと、そして、笑顔の中で働くことができる介護文化を作るというノーリフトの目的に向かって、各施設ともに手ごたえを感じてきている様子が伝わってきました。
 オブザーバーとして参加された、先駆的な実践を行っているシャローム浦上台からは、現場職員のアイデアによる介護方法の工夫の様子が報告され、ノーリフトケアの導入が現場の介護を変える力をもっている事が再確認できました。また、最後に日本ノーリフト協会の保田先生より、ノーリフトを進めていく上で「労働安全衛生の視点も重要」との示唆に富む講評をいただきました。

 短い時間でしたが各施設の職員の皆さんが生き生きと研修をされている姿に、今後の横浜のノーリフトの推進に向けて大きな力を感じることができました。今後もこのような報告会を定期的に続けていくことで、横浜ではノーリフトが当たり前の文化になるよう頑張っていきたいと思います。
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